Finding Buddhism
by Maree Doden

わたしの名前は マリー・ドーデンです。 レッドウッド・シティに住んでいます。
わたしの名前は正しくは Mary(メアリー)とつづりますが、ティーンエージャーのとき反抗的な性格だったので、高校生のころかそのぐらいのときに Maree(マリー)と名前を変えました。
ヒッピーが流行り、サイケデリック・ドラッグが出回り、初代のフォルクスワーゲン・ビートルが道路にあふれ、 「ニュー・エイジ・ムーブメント(スピリチュアルな新しい信仰)」が始まった時代に、わたしは育ちました。
当時、わたしはまぎれもなく「フラワー・チルドレン(反戦争をとなえるピッピー)」のひとりで、ベトナム戦争に反対してました。
わたしと妹は、自分たちの母親がちょっとおかしいということに、子供のときからすでに気がついてました。
母はよく鬱になり、そのときは父が何時間も、たとえ真夜中でさえも、母をなぐさめていました。
しまいに母は昼間家のなかで自殺をしてしまいました。
わたしは突然弟の世話をしなくてはならなくなったばかりでなく、家をきりもりする父も助けなければならなくなりました。 (妹は軍隊に入ったので家を出て行ってしまいました)
母の死ということを自分なりに処理することは苦痛でむずかしく、自分は取り残された、という恐怖感におそわれました。
この困難な時期を切りぬけることができたのは、ただ単にわたしのスピリチュアルなものを信じる信仰心と、いのちがどんなに大切なのかということを理解したということだけによってでした。
わたしは以前にメソジスト教会(キリスト教の一派)で洗礼をうけましが、それでも自分にあった宗教と自分にあった教会・寺院をずっと探していました。
探しているときの条件とはつぎのようなものでした。 輪廻・転生を信じる宗教であること、ひとの能力を超えたある種の力を信じる宗教であること、おのおのが「神」を内に秘めていることを信じる宗教であること、そしてただ教会・寺院のためだけにお金を要求しない宗教であること。
その間いろいろな宗教を試しました - カトリック教会、ルーテル教会、米国聖公会、ユダヤ教、メソジスト教会(再びやってみた)、バハーイー教、サイエントロジー、チャーチ・オブ・ゴッド(キリスト教系)、ユニティ・チャーチ(キリスト教系)、アーナンダ(自己実現をとなえる)、それからモルモンの勧誘員がドアをノックするたびに議論を挑んだりしました。
ある日、わたしの住んでいるコンドミニアム内の隣人である女性が、レッドウッド・シティにある「新しくできた仏教のお寺」のことをわたしとボーイフレンドのフランクに教えてくれるために、家に立ち寄ってくれました。
その隣人である彼女 (今ではわたしの経親) が言うには、そこで特別な法要がおこなわれ、その法要にわたしたちを招待してくれるとのことでした。
わたしは彼女に、何の宗教なのかもう一度言って、といいました。 彼女が「仏教よ」と言ったとき、心臓がドキドキしました。 わたしにとって仏教といえば、仏教を信仰している人または仏教について知っている人に一度も会ったことのない、という宗教でした。 ここに今仏教徒である隣人が訪ねてきたわけで、しかもわたしは日本人である彼女の名前をうまく発音することもできなかったのでした! 真如苑USA本部の落慶法要は、とてもすぱらしいものでした。 わたしの隣人である彼女のはからいで、わたしとフランクはご宝前で参座することができました。 法要中によく見ておくべきものや、よく注意を払っておくことについて、彼女から説明を受けていました。 お香のにおいで、けっして忘れたことのない子どものときの記憶があらわれもしました。 (わたしと妹も母も、お香が好きでした) 「真如継主さまが自分のそばに立ち寄られたら、彼女の目をしっかり見てアイコンタクトをすること」 なんども心の中でくり返し自分に言い聞かせていました。 法要が終わり、真如継主さまはご宝前の座席の真ん中の通路の方へ向きを変えて歩き始められました。
気がつけば、真如継主さまはわたしたちの座っている座席の列の近くにいらっしゃいました。そして真如継主さまは、わたしに向かって微笑んでくださり、手を振ってくださいました。 まったくと言っていいぐらいの心の平安と喜びでいっぱいになりました。 この気持ちこそ、わたしが探し続けていた「家」をついに見つけたという証でした。
それは、信じられないような喜びの気持ちでした!
落慶法要から2週間後に、わたしは真如苑に結ばれました。 真如苑に結ばれたことこそ、人生の中で最高の出来事でした。
あれから3年がたち、 いまは 三つの歩みをおこない、そして大乗を相承するように心に決めてとりくんでいます。
真如双親さま、両童子さま、真如継主さま、護法善神さまに感謝いたします。
ありがとうございました。
マリー・ドーデン
ナンティスタ経